2020/09/03
【概要】
昨年末に発生した新興感染症である COVID-19 は、全世界に拡散し、2020 年 3 月 11 日 WHO はパンデミックを宣言しました。我が国でも 3月末から 4 月にかけて都市部を中心に感染者の急激な増加が見られましたが、幸いなことに欧米のような感染爆発に至らず、6 月には一旦終息に向かいました。しかし、7 月以降、第 2 波と考えられる患者数の増加があり、現在も続いています。本疾患の診療には全ての診療科が関わりますが、 妊婦に対する感染制御と周産期管理は産婦人科医にとって喫緊の課題です。新型コロナウイルス感染症に対しては、3 月 5 日、3 月 20 日、4 月 7 日、6 月 10 日付で日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本産婦人科感染症学会による合同ガイドラインを策定しました。基本的には関連学会である日本感染症学会、および ACOG、CDC ガイドラインに準拠していますが、貴施設における分娩取り扱い状況や医師、医療スタッフを含む医療資源から弾力的に運用されるようにお願いいたします。
参照サイト
日本産科婦人科学会
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